新商品「羽」を発表しました。
黒檀に羽の模様を掘り真珠の粉または銀の粉を入れた指輪です。
ふう、やっと発表できました。
昨年春から試作をはじめ半年以上、長かったです。
「この試作に答えはあるのかな？」
「果たしてできあがっと思えるところまでいけるのだろうか？」
と何度も思いましたが、数十回の試作の末何とか出来上がりました。
はあ、良かった。ホッとしました。

木の指輪屋さんを始めた当初から木と真珠がとても合うと考えていました。
気が付いたのは裏庭の女王を作っていた時です。
木材の中で光る真珠が何とも言えず美しかったのを覚えています。
鉱物の宝石のようにとがった光ではなく、月の光のようにふんわりと輝く姿が
生物が作ったものどうし、木と真珠は素材感が近くとても合ってるなあと感じました。
海の真珠と大地の木材
何とか木と真珠を融合させて、今までにない木の指輪を作れないだろうか？

黒檀は写真では見えませんが、三層の張り合わせを行い強度を上げています。
張り合わせの線は実物でもほとんど見えません。
指輪の形に成形し、7ミリ幅で調整します。
羽の模様を彫り込みます。
とても細い線なので慎重に彫っていきます。彫り終わるとホッとしますね。
その後、真珠の粉を入れ固着しています。
絵を描いているわけではないので摩擦で色が落ちることはありませんよ。

真珠を使った指輪はパールホワイトとパールピンクホワイトの2色を用意しています。
クールなパールホワイトと
ほんのりピンクのかわいいパールピンクホワイトです。
上の写真　左）パールピンクホワイト（PCはこちら）
上の写真　右）パールホワイト（PCはこちら）
細い線の中に真珠粉を入れるので光沢を感じづらいですが
ふとした瞬間に、フワッと模様が浮き上がって見えます。
木と真珠の指輪ですので金属アレルギーの方にも安心です。
パールホワイトとパールピンクホワイトでペアリングにするのもいいですね。

「木の指輪　羽」は銀も用意しています。
銀は真珠粉の代わりに純銀泥を入れています。
純銀泥とは銀箔から作られた銀の粉末のことです。
銀も硬質な美しさがあります。
（金属アレルギーの方は銀泥に反応する可能性がありますのでご注意ください）

上の写真　奥）　銀（PCはこちら）
上の写真　左）パールピンクホワイト（PCはこちら）
上の写真　右）パールホワイト（PCはこちら）