ブビンガの話
存在感のある木材、それがブビンガです。
たとえ見える面積が少なくても
存在感があるんです。
マメ科で赤道アフリカ原産です。
木の指輪屋さんでは赤い木材として使用しています。
重く固くケヤキの代用品や和太鼓の胴などにも使われます。
先日、ブビンガの板木を足の上に落とし、
骨折したかと思うくらい痛かったです。
「おうふ(涙)」
1週間ほど腫れていました。
それくらい大変重いのです。
現在カメルーンからの原木輸出が禁止になったそうで、
これからは入手困難な木材になりそうです。
独特の杢(稀に表れる模様のような木目)を持つものもありますが
指輪のように小さな体積で使うときは強度が落ちますので
木の指輪屋さんでは使わないようにしています。
ブビンガは見える面積によって表情を変える木材です。
大きな面積で見るとその波打つような木目がダイナミックで男性的な印象です。
指輪のように小さな面積になると上品で繊細です。
私はとても好きですね。
木材の状態のブビンガです。
丁寧にサンディングをし塗装をすると
色濃く深みを増します。