ロード・オブ・ザ・リング

木の指輪屋さんの虹色文化館では
指輪にまつわるお話もしていきたいと思います。

さて初回はもちろん
指輪といえば指輪物語、不朽の名作「ロード・オブ・ザ・リング」です。
個人的には物語として必要なものをすべて含んだ教科書のような作品だと思っています。
毎年、除夜の鐘が鳴るときはこの映画を見ています。
何度見ても素晴らしいです。

闇の冥王サウロンが作り出した世界を滅ぼす力を持つ「ひとつの指輪」を
ホビット族の青年とその仲間が滅ぼしに行く話。

放浪者となった王族の末裔、
次第に戦友となっていくエルフとドワーフ、
朴訥とした種族ホビットの4人、
誘惑に揺れる人間の剣士、
旅の道案内人となる魔法使い。
どのキャラクターも魅力的です。

異形の敵との対比、
物語の緩急のバランスはとても素晴らしいです。
個人的にはモリヤの坑道を命からがらくぐり抜け、
ロスロリアンで保護される安堵感にくらくらします。
物語に翻弄されています。
愛・勇気・希望、全てを含んだ傑作です。

さてここで指輪を見てみます。
ロード・オブ・ザ・リング
冥王サウロンは
ドワーフに与えた7つの指輪と
人間に与えた9つの指輪を統べる
「ひとつの指輪」を作りました。

指輪は火中に投じると
モルドールの暗黒語が浮かび上がります。
不吉ですねー。
指輪を持ったものは心を奪われ、指輪に深い執着心を持ちます。
怖いですねー。
指輪は持ち主を選ぶため大きくなったり小さくなったりします。
この辺は都合がいいですねー。
まあ物語ですから。

映画中での指輪は黄金色、真円、ぽってりとした形状です。
重量感もありとても美しいです。

「ひとつの指輪」が何を暗喩するかは諸説あるそうですが、
私はゴラムの存在と相まって
人の依存性・弱さ・運命を表しているように思います。

最後にゴラムは指輪とともに滅びます。
愚かさへの憐れみは物語の一つの柱です。
憐れみがゴラムを生かし世界を救ったとも言えます。
誰もが誘惑される心の闇がこの物語を深くしているのです。
ハッピーエンドの中に悲哀のある余韻を残す作品です。

ロード・オブ・ザ・リングを見るときは
ホビット3部作もよろしくお願いいたします。

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